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かける言葉
こんにちは。都タクシーブログ担当のノロです。
あまり、こちらのブログでは、政治の話は書かずにおこうと決めていたのですが、
あまりにも大きな出来事でしたので、触れないのはかえって不自然かなと思い
書かせていただきます。
皆さんもご存知のことかと思いますが、
7月8日 安倍元総理大臣が、選挙の応援演説中、凶弾に倒れお亡くなりになりました。
非常に残念でなりません。
この事件が報道されてから一斉に、他の各党の党首がコメントを寄せましたが、
「民主主義への挑戦」だの
「言論の自由の封殺」だのという言葉がならび、
私にはよく意味が分かりませんでした。
その翌日くらいから、各国の首脳の方々からもコメントが寄せられましたが、
単純に安倍元総理の亡くなったことを悲しみ、
世界にも大きな影響があった安倍さんのことを惜しむ声が多く、
そちらの声のほうが、自分のこころの中にストンと落ちました。
その後、12日に、麻生元総理大臣が弔辞を読まれました。
私はその全文を起こしたものをネットニュースで拝見いたしましたが、
麻生さんと安倍さんの仲が非常によくわかるもので、改めて心にしみました。
ニュースでは次々と献花や弔問に訪れる方々の映像が流れ、
私はそのとき、ネイティブインディアンのとある言葉を思い出したのです。
あなたが生まれたとき
あなたは泣いていて
周りの人達は笑っていたでしょう
だからいつかあなたが死ぬとき
あなたが笑っていて
周りの人たちが泣いている
そんな人生を送りなさい
この言葉をはじめて聞いたとき、なんと単純でなんと深い言葉だろうと感銘を受けました。
安倍元総理は、凶弾に倒れたとき、どんなことを思ったかまではわかりませんが、
多くの人が涙したのは確かなことです。
安倍元総理には遠く及びませんが、私はこのネイティブアメリカンの言葉を聞いた時から、
せめて、自分の身の回りの方々が、幸せになるように心がけようと
思っています。
私が死んだとき、周りの方が泣いてくださるかどうかはわかりませんが、
毎日をそう心がけて生きています。
私はこの会社にはいって二十数年になりますが、
以前、私は、自分のことばかりを考えて行動している部下に
「もう少し、向き合う方向を考えなさい」と注意したことがあります。
ドライバーの皆さんは、お客様を少しでも安全に快適にご案内できるように向き合い、
私たちは、ドライバーさんたちが、少しでも快適に仕事に励めるように向き合う。
それが、社員のみんなにいきわたれば、もうちょっといい会社になるのではないかと思ったのです。
ああ、それだけじゃないですね。
世界の人が自分の周りの人に目を向けてくれれば、皆がもうちょっとずつ幸せになるはずだと思います。
最期になりましたが、
安倍元総理のご冥福をお祈りいたします。