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ブームは作られている
こんにちは。
都タクシーブログ担当のノロです。
突然ですが、みなさん、節分に恵方巻は食べられましたでしょうか。
ちなみに、私は、普通のお寿司を食べました。
私がこどものころは、恵方巻なんて文化はありませんで、
普通に豆まきして、年齢の数だけ豆食って終わりでした。
しかし、いつのころからか、この恵方巻の文化が広まっていました。
恵方巻の文化が広まったのは、コンビニエンスストアが恵方巻を売り出したからで
「恵方巻」と言う名前も、大手コンビニエンスストアがつけたものです。
もともとは大阪の土地の文化で、それを海苔業界がプッシュしたという話です。
まあ、言ってしまえば、コンビニ業界を「巻き」こみ、流行に「のり」ましたという感じです。
実際、他の「〇〇の日には〇〇を食べる」というのは、どこかの業界の陰謀が大きいです。
有名なのは「土用の丑の日はウナギを食べる」ってやつです。
「土用の丑の日」というのは、なにも、夏のことだけではなく、各季節に「土用の丑」はあるわけです。
それぞれの季節の「土用」は季節の変わり目で、その次の季節に備え、せいのつくものを食べるという
「食い養生」という習慣がありました。
特に、夏の「土用の丑」には「う」のつくものを食べると良いとされ、
(このあたりは、昔の暦の話をしなければならず、難しいので解説は割愛します)
昔から夏の土用の丑には、梅干しやうどんなどが食べられてきました。
そこに目をつけたのが平賀源内というわけです。
一般的にウナギの旬は冬で、夏のウナギはおいしくないうえ、
夏の季節の変わり目で皆、こってりしたウナギを食べず、うなぎ屋が困って平賀源内に相談した
という説が有力と言われています。
日本には365日ほぼすべての日に、「〇〇の日」というものが存在していて、
ただ設定されてるだけの日だったり、うまく業界団体が商売に取り入れていたりと
さまざまです。
我々タクシー業界にも、もちろん「タクシーの日」が存在しています。ちなみに8月5日です。
タクシー業界ではいろいろとアピールをしていますが、認知度はいまいちです。
何か、キャッチフレーズを考えて、「8月5日はタクシーに乗ろう」的なことにならないかなあと
恵方巻ならぬ、細巻きを食べながら考えた節分の夜でした。