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愛知県のおもしろ神社仏閣紹介 その4
こんには。都タクシーブログ担当のノロです。
今回は、ひさしぶりの「おもしろ神社仏閣」のコーナーです。
今回の神社は、愛知県あま市にあります。
萱津神社です。
ひかり交通から新川沿いに少しいったところにある小さな神社です。
小さな神社と言っても、その歴史は相当なもので、
創建は不明とされていますが、日本神話では有名な日本武尊にまでさかのぼります。
さて、こちらの神社のなにが面白いかと言うと、そのご祭神がユニークなのです。
それが、こちらの神様です。
鹿屋野比売神という神様です。こちらの説明をみてもわかりますが、お漬物の神様なのです。
お漬物のことを「香の物」といいますが、この萱津神社が発祥の地とされています。
当時海に面していたこの地に住む人々が、藻塩や野菜をお供えしていて
お供え物が腐ってしまうのを嘆いた人々が、社殿に甕を置きその中に入れたところ、よい塩梅になったということだそうです。
日本武尊がこの地に立ち寄った際、その野菜を献上したことが書かれています。
つまり、この日本武尊の逸話からも、この神社が相当古い歴史があることがわかるのです。
この神社の由緒からも、その歴史がわかりますね。
神社のなかには、先ほどのエピソードにもでてきた漬物を漬けた建物もあります。
実際に、こちらでお漬物がつくれているようで、
毎年、八月二十一日には、「香の物祭」が開かれます。
二年間漬けられたお漬物は、まつりの参列者にふるまわれたり、
熱田神宮に奉納されたりするようです。
その時のお塩だと思いますが、お清めにつかうようにと、神社におかれていました。
また、かつて、この神社にあったご神木は、「連理の榊」と呼ばれ、2本の榊が途中で繋がっていたそうです。
現在では枯れてしまっていて、社の中に祀られているそうですが、この御神木の葉で祈ると願いは成就し良縁に恵まれるといわれているそうです。
そして、この連理の榊は日本武尊が手植えしたという説もあるそうです。すごい歴史ですね。
私はお漬物が大好きで、食事のときにはお漬物が欠かせませんが、
最近、お昼ご飯に外食へと出かけると、物価高からの影響なのか、
お漬物がつかなくなってしまったところが結構あります。
萱津神社には、この世界情勢がおさまって、また、お昼の定食にお漬物がつくようおいのりしてまいりました。