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日常の謎
みなさん、こんにちは。
都タクシーブログ担当 総務の ノロです。
私はひょんなことから、ここのブログの担当者に抜擢されたのですが、
ブログってのは、何と言うか、自分を晒す作業でもあるわけです。
というのも、文章っていうのは、非常によく人間の内面を表すからです。
これが、日記やブログとなったら、当然その内容には趣味や考え方も取り入れて書きますし
逆に言えば、すべてを隠して書くことはできません。
私は時々、応募者の面接を担当することもあるのですが、そのときはテストなどのかわりに
少しの文章を書いてもらうことにしています。それが一番性格がわかると私は思っています。
なんでこんなに長い前置きをしているかと言うと、今回のブログも私の趣味の話だからなんです。
昨日、第166回の直木賞の発表がありました。
その受賞者のひとり、米澤穂信さんは、私が愛読している作家さんのひとりです。
私は小説というものは、ジャンルかまわず読むのですが、ミステリも例にもれず大好きです。
そのなかで、もっとも好きな作家さんのひとりが米澤穂信さんでした。
ミステリと言えば、だいたい殺人事件がおきて、それを探偵が推理して犯人を突き止めるというのが王道です。
米澤さんの作品の中にももちろん、そういう王道ミステリはあるのですが、
日常のなかの小さな不思議を、探偵役が解き明かすというものが多く
ミステリのというものの深さを改めて感じた作者でした。
米澤さんは、この中部地方の岐阜の出身の方で、岐阜が舞台になった作品もあります。
特に私が好きなのは古典部シリーズ。
高山の町の高校を舞台に、日常の不思議のミステリと高校生の青春を描いた名作です。
アニメや映画にもなり、私も聖地巡礼してまいりました。
この写真は高山の市街にある招き猫を写したものですが、
古典部シリーズのアニメが大好きだったかたは、すぐにその主題歌が思い浮かぶことだと思います。
この地方ゆかりの作家さんがもっと活躍されて、
中部地方にもっと日本中のみなさんが、興味を持ってもらえると嬉しいなと思う直木賞発表の翌日でした。