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ウラシマ効果
こんにちは。都タクシーブログ担当のノロです。
私は、都タクシーに勤めだして、はや、二十年の月日を数えておりまして
その間に、何百人もの運転手さんと出会いました。
そのなかには、都タクシーを一度は辞めたものの、数年たってもう一度都タクシーに入社したという
いわゆる「出戻り」の運転手さんが少なからずいらっしゃいます。
どうも、都タクシーという会社は居心地が良いようで、
「やっぱりタクシーやるなら都へ」と皆さん、帰ってきてくださるようです。
しかし、タクシーのシステムというのは日進月歩。
同業他社に移られて戻ってきた方はまだしも、他業種に移られて戻ってきたかたは、
無線やカードの読み取りなどの新しい技術に皆さん驚かれます。
「こりゃ、浦島太郎の気分だね」という具合です。
さて、先日、ブログで浦島太郎伝説のお話をしましたが、
SFの世界にも似たような話が多いです。
宇宙旅行に行って地球に帰ってきたら、地球では何年も経っていた!ってやつです。
これをSFでは「ウラシマ効果」なんていったりします。
ドラえもんなんかでは、「浦島太郎は海のなかではなく、宇宙へ行ったのではないか」とタイムマシンで確かめにいくという話が存在します。
それほど、SFの手法として、ウラシマ効果というのは有名な話なんです。
私は、そういった出戻りの運転手さんの話を聞くたびに、このウラシマ効果を思い出すんですね。
ですが、その浦島太郎になって都タクシーに帰ってきた運転手さんからは
いつも言われることがあるんですよね。
「……ノロさん、まだ独身?」
ほっとけよ。