ブログ
blog
ブログ
愛知歴史探訪 番外編1
みなさん、こんにちは。
都タクシー株式会社ブログ担当のノロです。
ライフワークのように更新してまいりました、愛知歴史探訪ですが、
まだ、信長編しか書いておりません。
っていうか、信長編さえおわっておりません。
しかしながら、「歴史探訪って言ったって、信長のことだけじゃん」という声が聞こえてきそうなので、
ここらへんで、他の武将にいってみようかと思ったのですが、
他の武将に行く前に、中休み的な?番外編をやってやろうと思い、キイボードを叩いております。
さて、先日、2月3日は、節分だったのですが、節分と言えば豆まきで
豆まきと言えば鬼であります。
そして、鬼と言えば桃太郎です。強引ですが。
というわけで、今日の歴史探訪は、桃太郎を取り上げてみたいと思います。
全国津々浦々、民話や昔話というのはありまして、桃太郎も「俺の土地発祥だ!」と名乗り出てるところが複数あります。
有名なのが岡山県なのですが、実は愛知県にも、桃太郎発祥の地と言われているところがあります。
それが、名古屋の北西にあります犬山市です。
犬山市と言えば、国宝の犬山城とその周辺の城下町が観光地として有名ですが、
その城下町から少し外れた場所に、まあ、日本でも例を見ないほどの
奇異な神社が存在しております。
その名も、「桃太郎神社」!
まんまじゃん……。っていう言葉が聞こえてきそうですが、我々名古屋市民の間では有名な神社で、
何故か、小学生のころは、この神社へ遠足にいってました。
もともと、犬山には、「桃山」という山があり、桃とその桃山という山を山岳信仰の対象にしてきたのではないか
という説があります。
ということで、やってきました、桃太郎神社。
もう、鳥居からして、インパクト大です。
桃太郎が生まれております。
桃太郎のアップ。
これを作ったかたは、浅野祥雲さんという地元のコンクリート像作家の方です。
桃太郎神社の中には、このコンクリート像がいくつもあり、浅野さんの美術館と言っても過言ではないと思います。
よく見てみると、表情に味わいがありますよね。
神社のなかには、こういったような伝説地ものこっております。
もともと、この地方には、
犬山、猿洞、雉ヶ棚などの地名があったらしく、桃太郎とリンクした名前になっております。
さて、小さな神社ですので、中にどんどん入っていくと、しっかりと「桃太郎誕生地」とかかれております。
そして、この横の……
この全員集合のところで、みんな写真を撮るわけです。
そして、写真スポットと言えば、こんな場所もあります。
これは、かなり愉快な像ですよね。
小さい子供は、これにまたがって写真をとったりします。
ちなみに、もともとは、子供の健康や子宝を願う神社なんですよ。
そして、極め付きが
お社の前に建てられた桃型の鳥居。
桃太郎神社、ここに極まれりという感じです。
ちなみに、こちらは、とても紅葉がきれいな場所で、犬山でも有数の紅葉スポットです。
なので、秋になると、かなり混在するんですよ。
最後に、桃太郎に関する雑学をひとつ。
昔は、方角や時間を、十二支で示しました。
上の図でいいますと、北がねずみ、南がうまとなるわけです。
桃太郎に登場する鬼ですが、方向を指し示す言葉に「鬼門」という言葉があります。
縁起の良くない方角の代表格なのですが、これが具体的にどの方向かといいますと、北東方向。十二支で言うところの「丑寅」の方向になります。
ここで思い浮かべていただきたいのが、日本人の多くが知っている「鬼」の格好です。
「牛」の角が生えていて、「虎」柄の腰巻を穿いていますよね。
さて、面白いのはこれだけではありません。今度は丑寅の反対方向を見てみてください。
サル、トリ、イヌとなっています!!!
こんなところからも、昔のお話が良くできていることがわかりますよね。