こんにちは。都タクシーブログ担当のノロです。

毎日暑い日が続きますね。

暑いと言えば、日本で一番暑いと言われる都市は、

愛知県のお隣の岐阜県、愛知県との県境にある多治見市です。

多治見と言えば、「日本で一番暑い町」ＰＲするくらいで、これと言って目立ったところのない町でしたが、

昨今は、とある試みに成功し、各地から観光客が押し寄せています。

それが、所謂、「聖地巡礼」というものです。

日常系アニメが多くなった昨今、日本にあるどこかの場所を舞台にして

描くアニメが増えていて、その場所へファンが訪れる「聖地巡礼」というものが、

数年前から話題になってます。

人気アニメの舞台になった町は、数十億円という経済効果をもたらすと言われてますから

すごいものです。

「訪れてみたいアニメの聖地　88」という企画が立ち上がっており、

このようなＭＡＰがあります。

　　日本中にアニメの聖地がありますね。

我が名古屋は、作品ではなく、「世界コスプレサミット」の聖地になっていました。

この案内によれば

名古屋から近いのは、岐阜の多治見か、静岡の浜松なので、今回は岐阜の多治見に訪れたわけです。

以前は、都タクシーでもこういうのが好きな乗務員さんとかがいて、

いっしょに何か所かまわったんですが、コロナ禍でまわりにくいので、

今回は私ひとりです。

前述したように、多治見は気温が高い町として有名ですが、

もうひとつ、焼き物の町としても有名です。

美濃焼という伝統的な焼き物が、多治見で作られています。

その焼き物にスポットをあてた

「やくならマグカップも」（通称　やくも）が、

2012年よりフリーコミックとして発行され、

2021年にはアニメ化されました。

「やくも」は、主人公の女子高生が東京から多治見に引っ越してきて、

陶芸部に入部し、陶芸にのめりこんでいくというストーリーです。

私は以前に、友人から誘われ、手捻りの焼き物をやったことがあり

愛知県の常滑や瀬戸などをぶらつくのも好きでしたので、

興味をもって、このアニメを見ておりました。

多治見の焼き物ストリート、通称「織部ストリート」にある

まずは、陶都創造館にいってみました。

この中には、多治見ＰＲセンターというものがあり、

この町のゆるキャラである「うながっぱ」が出迎えてくれました。

このＰＲセンターで、「やくも」のグッズもたくさん取り扱われています。

　こちらは、ＰＲセンターで売っていたグッズのなかで、私が購入した戦利品です。

前述したアニメの聖地88の御朱印も置かれています。

　聖地巡礼は見てまわるだけでも楽しいですが、

こういう御朱印的なものがあると、コレクションができてたのしいですね。

こちらのＰＲセンターで、

「やくも」のロケ地めぐり用のパンフレットがいただけたので、

それを片手に少し周辺を歩いてみることにしました。

私も、ほかの地の聖地巡礼に訪れたことはありますが、ここまで親切なガイドは

なかなかないと思います。

　町のあちこちには、「こういった場面で使われてますよ」的な

プレートが置かれていますので、わかりやすいですね。

特にブログなどで紹介するときは、アニメの場面をキャプチャするのも著作権の問題で難しいので

このようなものがあると、個人のブログでも上げやすいですね。

ＰＲセンターの近くにある商店街も、バックアップをしているようです。

地方によっては、いわゆる聖地巡礼客をうっとおしいとと思われるお店も珍しくないので、

こうして商店街がバックアップしてくれているのは、たすかりますね。

こういった観光への取り組みが私のなかでもあこがれがあります。

「やくも」を立ち上げるとき、「ストーリーをもたせる」というコンセプトで立ち上げたとのことでしたが、

これは、まさしくその通りだと思いました。

名古屋では、先日、コスプレサミットが行われて、コロナ禍ながら

大いにもりあがりました。

私は、名古屋も、コスプレサミットを通じてもっと魅力ある取り組みをもっとすべきと思います。

有名戦国武将が出身地で、

コスプレサミットがあって、

有名声優や有名なコスプレイヤーもいて、

ジブリパークもオープンする。

これだけコンテンツがありながらも、名古屋はそれを生かし切れていないと思います。

もっと、この多治見の取り組みを参考にすべきと私は考えています。