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らしい文字🖌
こんにちは。都タクシーブログ担当のノロです。
私は、この都タクシーに入社して25年になるんですが、
ブログを書いてるだけが仕事じゃありませんで、
その他、いろいろな仕事をしているわけです。
この会社にはいって一番最初に覚えた仕事が、タクシーチケットの仕訳で、
今は係りの方がいらっしゃいますが、その方が休まれた場合など、ときどきチケットの仕訳や計算をすることがあります。
そんなとき、タクシーの日報やチケットを見るのですが、やはり個人・個人、文字の特徴があるわけで
それを見ているのはなかなか面白いです。
私は書道暦が十数年あって、この会社にはいったときは、それこそパソコンなどがまだ普及しておりませんで、
「営収向上」とかいうポスターとかを、筆で書かされておりました。
最近は、パソコンが普及いたしましたので、そういうのはすべてパソコンをつかって作っております。
まあ、ツールが筆からパソコンにかわっても、私がポスターは作るわけです。
ちなみに、これは今年の指針を書いたポスターです。毎年作るのには、結構頭を使います。。。
さて、前置きが長くなりましたが、
休み明けに会社にくると、
「〇〇運転手さんからのおみやげだって」……と、机に食べ物がおいてあることが多々あります。
都タクシーの乗務員さんたちは、事務所まで気にかけてくれてどこかへ遊びにいくと、
お土産を買ってきてくださる方が多いです。
……で、今日、会社にくると、机の上に「ひよ子」というお菓子がおいてありました。
やっぱり、運転手さんの東京みやげだそうです。
わたしはこの「ひよ子」というお菓子が大好きです。
その味ももちろんおいしいのですが、
箱や包み紙にかかれたこの「ひよ子」という文字が大好きなんですよね。
実はこれ、町春草さんという女性の書家が書いたものです。
皆さん、「ひよ子」のお菓子は食べたことはありますが、
この文字にはあまり注目をしたことがないと思います。
実にユーモラスで可愛い文字です。
「ひよ子」という文字が、まるで本当の「ひよこ」に見えます。
私のポスターと同じように、最近の商品のロゴはコンピュータを使って描くことが多いと思いますが、
昔のお酒やお菓子には、こうして書家がかいたものが結構あります。
そういう文字に注目してみるのも面白いと思います。
私も筆を置いて長いですが、この「ひよ子」を食べるたびに
「もう一度書道をやってみようかな」という気になります。
でも、毎日会社に通っていると、なかなかそれも難しくて、いつも諦めています。
いつかは、自分らしい文字をつかって書道の作品をもう一度書いてみたいものです。