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ジブリ作品を斯く語りき vol.1
みなさん、こんにちは。
都タクシーブログ担当のノロです。
今年度秋に、我が愛知県にオープン予定のジブリパーク。
3月にはラピュタやハウルの世界観を意識したエレベーター塔が公開になりました。
つばめグループの営業会議などでも、
「これを機にジブリタクシーを走らせたらどうだ」と案がでたとかでないとか。
企画するのはよいことなのですが、こういうことは本当に難しくて、
少しくらいの知識の人が企画をすれば、マニアに足元をすくわれ「子供だましだ」と言われるし、
マニアがマニアックにやりすぎれば、普通の方々に「気持ち悪い」と言われてしまう。
その匙加減が必要だと思うわけです。
さて、ジブリパークのオープンに向けて、こちらのブログでも企画ものをやろうということになり
(別に会議があるわけじゃありません。私が勝手に思い立っただけです)
ちょっとジブリ作品の紹介などをやろうかなと思うわけです。
まあ、私はマニアよりなので「気持ち悪い」と言われないよう頑張ります。
今回紹介するのは、「未来少年コナン」です。
……、まあ、ツッコミは待ってください。ジブリ作品じゃないのはよく知ってます。
ただ、ジブリを語るためには、コナンを語らねばならないのです。
「未来少年コナン」は、昭和53年の今の季節くらいにNHKで始まった
テレビアニメです。
私の子供時代、「コナン」と言えば、
「名探偵」でも「ザ・グレート」でもなく、「未来少年」でした。
実質的な宮崎駿さんの初監督作品になります。
最終戦争後の荒廃した世界が舞台で、小さな島「のこされ島」に暮らす少年コナンが主人公です。
その島に流れ着いた少女ラナがさらわれ、コナンが助けるために旅に出る冒険活劇になっています、
私は子供のころにこれを見てから、ナウシカ、ラピュタと見てきたんで何にも思わないのですが、
これを見ていない人は、ぜひ、見ていただきたいところです。
この「未来少年コナン」こそ「宮崎アニメの原点」と言っても過言ではないからです。
みれば、そこかしこに「あっ!」という所謂「宮崎監督らしさ」がうかがえます。
そして、なんといっても演出のすばらしさ。
アクションシーンが多いのですが、飽きさせない演出がされていて、まさに手に汗握ると言う感じです。
また、あらすじだけ見れば、暗い話に見えますが、
キャラクターたちの明るさと、ちりばめられたコミカルな表現に、思わずクスっとなってしまいます。
この作品のすごさは、こういった「アニメ的」なすごさだけでなく、
後世に与えた影響もすごいのです。
今を時めく名立たるアニメ監督やアニメーターがこの作品を見て、アニメの世界を目指しただけでなく、
ガンダムの監督である富野由悠季さんや、攻殻機動隊の監督、押井守さんも、こちらの作品に参加をしています。
今見ても新鮮で、大人も子供も楽しめる作品になっています。
ぜひ、ジブリパークオープン前に、ご覧いただきたい作品です。