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愛知歴史探訪🦊 番外編3
こんにちは。都タクシーブログ担当のノロです。
こちらのブログで歴史探訪を書くようになり、
信長編、家康編とやっていると、三河方面へと足を運ぶことが多くなりました。
尾張のあたりは、住んでいることもあって、土地勘があるのですが、
三河となると、初めていくところやら、こどものころに行ったきりになってるところやらが多く、
三河も奥が深いなあと思う今日この頃です。
さて、三河方面に足を運んでいると、神社仏閣巡りが好きな私としては、
どうしても足を運んでしまう場所があります。
それが圓福山豊川閣妙嚴寺というお寺。
通称 豊川稲荷 です。
ん?稲荷でお寺?と思う方も多いかもしれません。
よく言われる日本三大稲荷と言われるのは、まず、第一にあがるのが、京都の伏見稲荷。
日本全国に3万はあるといわれる稲荷神社の総本宮です。こちらは「神社」です。
この、千本鳥居が有名ですよね。
私も何度か行ったことがありますが、神秘的な場所ですよ。
そして、第二に上がるのが我が愛知の豊川稲荷。先ほど申し上げた通りこちらはお寺です。
みるからにお寺ですよね。
ちなみに、三大稲荷といいますが、みっつめに関してはいろいろ変わるらしく、「二大稲荷」と数える場合も多く
神社の伏見稲荷と、お寺の豊川稲荷というくくり方もするそうです。
お寺ですが、ちゃんと、狐が鎮座しております。
なぜ、稲荷には、お寺と神社が両方あるのかというと、これがなかなか難しくて、
江戸時代より昔は、神仏混淆と言いまして、神も仏もいろいろごちゃまぜにして祀られていました。
稲荷の神様は、ウカノミタマノカミという神様で、仏教では荼枳尼天と同一視されておりました。
なので、お寺と神社のふたつが存在しているのです。
神話というのは、非常に難しい世界でして、いろんな世界の神話を紐解くと、
やたらといろんなところに、似た神様がでてきます。
ここでいう荼枳尼天は、ヒンズー教の神様でもあるため、まあ、いろいろとややこしいのです。
さて、豊川稲荷の一番の見どころと言えば、狐塚です。
このすごい狐の数は、神秘的でもあり、すこし怖さも感じますよね。
豊川稲荷では、「ヨルモウデ」という夜に参拝できる企画があり、夜にはさらに怖い感じになると思われますよ。
(今年は、現在、4/3まで行われていたようです)
さて、もうひとつ。なぜ、「稲荷」と言えば「狐」なのか?問題です。
日本人の多くの方は、「稲荷神」というのは、狐の神様だと勘違いしている方が多いようですが、
それは違って、狐は、稲荷神のお使いです。
なぜ、狐が稲荷伸のお使いなのかというのは、諸説あるので、省きますが、
前述したように、稲荷の神様は、ウカノミタマノカミという神様が主神で、(実は稲荷神は複数いらっしゃいます)
そのお使いがキツネなのですね。
東海地方には、岐阜県に千代保稲荷という、これまた有名な稲荷がありまして、(通称 おちょぼさん)
こちらでは、狐の好物である油揚げをお供えするのが習わしになっています。
おちょぼさんには、都タクシーの運転手さんたちとも、食べ歩きに訪れたことがあるほど、参道グルメがあふれていますので、
こちらもお勧めですよ。
ちなみに、運転手さんたちは、稲荷神は商売の神様でもあるので、「長距離ひろいますように」って
お祈りしていました(笑)。
さて、おちょぼ稲荷の参道もすごいのですが、今回ご紹介している豊川稲荷の参道もなかなかすごくて、
特に、稲荷寿司のお店がたくさんあります。
写真は、わさび稲荷とノーマル稲荷のセット。
お店によって、しゃりとともに入っている具材が変わっていたり、
油揚げの味付けが少しずつかわっていて面白いですよ。
こちらは、豊川のB級グルメ、イナリバーガー。
パンの代わりに油揚げで挟んであるので、さっくりとした触感が特徴です。
稲荷寿司も、いろいろな変化をしているのですね。
実は、愛知県にはお寺が47都道府県のなかで、一番多い県なのです。
お寺や神社というのは、昔から信仰の対象として、日本全国にあるのですが、
そこにはいろいろな歴史がつまっています。
そのお寺や神社を観光の目的とするのも、面白いと私は思います。
今回は、愛知県でもっとも有名なお寺、豊川稲荷をご紹介いたしました。